ビジネスにおける標準化の活用

世界の多くの国々では自国に有利なビジネス環境を作るべく独自ルールが制定され、自国に有利な市場環境が創出されています。つまり標準化とは、自分が欲しいルールを規格化し、それを普及させて強制力を高め、社会のルールにしていく過程だといえます。一橋大学イノベーション研究センター特任教授の江藤 学氏による連載「ビジネスにおける標準化の活用」では、ビジネスツールとして効果的な標準化の活用について学ぶことができます。

連載一覧

講師プロフィール
江藤 学一橋大学イノベーション研究センター 特任教授
1985年大阪大学基礎工学部修士課程修了後、通商産業省に入省し産業技術政策の立案に従事、その間米国ニューメキシコ大学客員研究員、筑波大学社会科学系専任講師などを経験。2004年に在仏OECD代表部から帰国後、産業技術総合研究所、経済産業省で基準認証政策を推進。2008年東北大学工学研究科博士後期課程を修了し、一橋大学イノベーション研究センター教授。2011~2013年にJETROジュネーブ事務所長としてスイス赴任した後、2013年よりイノベーション研究センター特任教授、2016年より現職。経済産業省行政官の経験を生かし、「技術移転」に着目した知財・標準化戦略の研究や、産業技術・イノベーション政策の研究を進めている。