事業継続支援サービス

サプライチェーンの複雑化とともに、自然災害やサイバー攻撃、戦争やテロなどさまざまな危機によりサプライチェーンが寸断されてしまうリスクが高まっています。特に日本では、地震、津波、噴火、豪雨、豪雪、洪水等の自然災害が多発しており、実際に、東日本大震災後には部材の供給が停滞し、被災地だけでなく日本各地の生産が影響を受けました。サプライチェーンの寸断を防ぐためには、自社だけでなく、サプライヤー全体を視野に入れた事業継続計画(BCP)や事業継続計画マネジメント(BCM)が重要です。当機構では、企業の皆さまの事業継続活動を支援するサービスのほか、災害や防災に関するコンテンツを提供しています。

JQAが提供する事業継続支援サービスの特長

当機構では、以下のとおり事業継続支援サービスを提供しています。

※「リスクマネジメント」には広義の概念と狭義の概念があり、図中の「リスクマネジメント」は、リスクに対する事前の活動から事後の対応(インシデント管理、危機管理)を含む「広義のリスクマネジメント」を意味しています。これは、「JIS Q 2001:リスクマネジメントシステム構築のための指針」による定義です。一方、「狭義のリスクマネジメント」は、「ISO 31000:リスクマネジメント-指針」による定義で、リスクに対する事前の活動のみを指します。ISO 31000の制定によりJIS Q 2001は廃止されましたが、当機構のサービスメニューでは、理解のしやすさから「リスクマネジメント」の定義として「広義のリスクマネジメント」を用いています。

各サービス概要

被災経験から学ぶ事業継続研修
被災の実態調査をまとめた被災経験記録を用いて、災害過程や事業再開に向けた復旧過程の実相を模擬体験していただきます。
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業務相談
事業継続活動に取り組むことになったが何からはじめたらよいの分からない等、事業継続活動や企業の災害対策全般に関するご相談を承ります。
防災基礎研修
災害が発生する仕組みや防災の基礎知識・最新動向をご紹介します。
災害リスク評価研修
指定した地点の地震・水害等のリスクを評価するツールの使用方法と、結果の解釈についてご紹介します。
初動対応研修
自然災害が発生した際の、初動対応から災害対策本部設置までの流れをご紹介します。
経営層向け導入研修
事業継続活動を進めるには、トップマネジメントの関与が必要不可欠です。具体的にどのように関与していくことが望ましいか、事例を踏まえてご紹介します。
リスクマネジメント研修
ISO 31000リスクマネジメント-指針を参照軸に、リスクマネジメント全体像やリスクアセスメントの技法をご紹介します。
BCP策定手法研修
事業影響度分析、リスクアセスメント、経営資源分析の手法をご紹介します。これら3つのステップを踏まえて事業継続対策の策定を目指します。
BCP運用管理研修
BCPの実効性を高めるために、従業員の自律性を尊重し、全社横断で適切なレベルの運用管理を行うためのノウハウをご紹介します。
訓練・演習
ISO 22398 社会セキュリティ-演習の指針 等を参照しながら、訓練・演習の計画の仕方や進め方をご紹介します。また、訓練・演習を通して、有事の際に迅速に行動できる状態を目指します。

サービス利用までの流れ

ご相談・お問い合わせ
事前相談・ヒアリング
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契約
実施時期・内容等打ち合わせ
実施

防災コンテンツ

災害に対して事前の備え(防災)を行うためには、災害が発生する仕組みや、防災の現状などを理解しておく必要があります。本ページでは、防災や災害の知識を深める際に役立つコンテンツを発信しております。

東北大学災害科学国際研究所 今村教授による連載記事・解説動画はこちら。